作成:2022年09月28日
更新:2023年01月12日
プログラミングしているとよく出てくる記号たち。覚えたたてのころは、読み方や使い方など、地味につまずきポイントに思います。そこで、今回はプログラミングしているときによく使う記号や用法をまとめてみました。
Rubyでの使い方をメインに紹介しますが、他のプログラミング言語でも登場する機会の多い記号たちなのでなんらか参考になるとかならないとか!?
- ""(ダブルクォーテーション 2重引用符)
- '' (シングルクォーテーション 1重引用符)
- # (イゲタ)
- \ (バックスラッシュ)
- (空白文字 スペース)
- : (コロン)
- ; (セミコロン)
- `(グレイヴ・アクセント バッククォート)
""(ダブルクォーテーション 2重引用符)
文字列として認識させるために使います。"こんにちは"
Rubyでは、文字列ないにプログラムの変数を埋め込んだり、改行などの制御文字を入れるときに使います。
name = 'とっしーぱんち' puts "こんにちは¥n #{とっしーぱんち}" 結果: こんにちは とっしーぱんち
'' (シングルクォーテーション 1重引用符)
同じく文字列として認識させるために使います。ダブルクォーテーションとの違いは、文字列そのまま出力される点です。
name = 'とっしーぱんち' puts "こんにちは¥n #{とっしーぱんち}" 結果: こんにちは¥n #{とっしーぱんち}
# (イゲタ)
イゲタと呼びます。かつてシャープと勘違いしていました。シャープは♯で、イゲタは#と微妙に角度が違います。
Rubyでは、コメントを書くときや、さきほど出てきた変数展開時に使います。
name = 'とっしーぱんち' puts "こんにちは¥n #{とっしーぱんち}" 結果: こんにちは とっしーぱんち
\ (バックスラッシュ)
スラッシュは馴染み深いですが、プログラミングしてると結構登場してくるのがこのバックスラッシュです。\nのように改行を文字で表すときに使います。
ややこしいのが、Macだと¥と\が明確に区別されるのですが、Windowsだとフォントによってどちらも¥として表示されます。Windowsでプログラミングしてる方は、半角の¥つけとけば大概大丈夫だと思いますが、Macで¥nといれると、これは改行文字とは認識されません。
Macの場合はOption+¥でバックスラッシュ文字が打てるのでこれを使うようにしましょう。(地味にハマった人がここにいます。
(空白文字 スペース)
スペースキーで入力できる空白文字。コードを見やすくするために使うことが多いのですが、間違って全角スペース打つと、プログラム実行時に謎のエラーが発生するので注意です。空白なだけに、目に見えづらく間違ったことに気づきにくいところも厄介度高め。
テキストエディタの設定で全角空白文字を可視化してくれる機能がついていたりするので、そういった便利機能を使って単純ミスを防いでおきたいですね。
: (コロン)
コロンはhttps://みたいにURLとして使われる文字として意外は普段あまり見かけない気がします。
Rubyでは、モジュールに定義されたメソッドを呼び出すときや、ハッシュのシンボル名で登場します。
; (セミコロン)
どっちがコロンでどっちがセミコロンなのか。慣れないうちは混同しがちです。
Rubyでは、1行内に複数命令を書くときに1命令の区切りとして使います。
puts("こんにちには");puts("とっしーぱんちです")
`(グレイヴ・アクセント バッククォート)
個人的にはバッククォートと呼んでいるのですが、グレイヴ・アクセントという読み方でも同じ意味になるそうです。後者のがなんか響きがかっこいいですね。
Rubyでは、コマンドとして実行されて、その結果が文字列として返ってきます。コマンドってなんぞや?というと、Windowsの場合はコマンドプロンプトで実行できる命令。Macだとターミナル.appで実行できる命令たちです。どっちにもある共通のコマンドで書くとこんな感じになります。
# echoというコマンド結果を出力しています。 puts `echo hello` 結果:hello